2007年に続いて2008年にもセトル・アンド・カーライル鉄道（Settle & Carlisle Railways）、通称S&Cを訪れる機会を得ました。この鉄道は、ヨークシャー・デール（Yorkshire Dales）という山岳地帯の風光明媚な国立公園を南北に縦走しています。

デールとは沿線の駅名ガースデール（Garsdale）にも聞こえます。辞書を引いてみると、〔北イングランド〕谷間（Valley)とありました。ここはなるほど山と谷の織り成す景観が印象的な地域です。

幸運にも訪問予定日には蒸機が入線するようです。それで半日はこの蒸機を含めてS&Cを、残り半日は西本線に転じて幹線の列車を狙う計画としました。昨年、西本線では下調べ不足で線路際にすら出ることができなかったので、今年は十分に予習して峠道のシャップ（Shap）を撮影場所に選びました。

当日は好天に恵まれ、秋の澄んだ青空がとても高く感じられました。山と谷と丘のコントラストや、のんびりと草を食む羊や牛はいかにもヨークシャー・デールらしいものです。列車のいない朝のリブルヘッド(Ribblehead)駅、蒸機撮影に集まる老夫妻、それに夕方のシャップの賑わいなど、思い出に残る一日でした。

撮影した写真の一枚一枚がとても印象深いので、久しぶりに1ページあたり画像1枚のフォトストーリーを組んでみました。画像をクリックすると横1024ピクセルに拡大します。全体をS&CとShapの2編に分けてありますが、各ページ上部のNextを順次クリックしてゆくと2編を続けて最後までご覧いただけます。

• Yorkshire Dalesの煙
• Shapの煙
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